2007年09月14日

エヴァンゲリオンTV版を見直してみた



新しい劇場版が公開中ということで、8年ぶりくらいにTV版を全話見直してみました(観るのは2回目)。
それで思ったこと。

1)思ったより後半も絵が動いてる。
→もっと止まりまくってるイメージがあったんですが、そうでもなかったです。普段アニメーションは全然観ないのですが、深夜にテレビをつけてやってるアニメを2分くらい観たりはしています。何が言いたいかというと、最近の深夜アニメの絵の動いてなさ加減が半端ではないので、それに慣れてしまって、エヴァンゲリオンが止まってるように感じなくなったのかもしれません。

2)思ったより難解じゃないし、破綻もしてない。
→8年前に初めて観たときは流して観たということと、今回は大雑把な話の筋が分かっていたからそう感じただけかもしれませんが。

3)ミサトやらリツコやらゲンドウの言ってることは、やっぱり不条理だ。
→自分の年齢がある程度上がってから昔のアニメを観ると、主人公よりも主人公の周りの大人たちの言うことに共感できるようになったということはよく聞く話です。
 で、今回TV版を見直すにあたって、一つの予想として、ミサトやらリツコの言うことに当時より共感できるんじゃないだろうかというのがありました。でも、全然無理ですね(笑)。共感できません。
 というか、あんな誰もちゃんとシステムを把握してないエヴァンゲリオンなんていう乗り物に乗って、なにがなんだか分からない使徒と闘うなんてまったくもってイヤに決まってます。
 「逃げるの?」とか言われてもそりゃ逃げるだろとしか思いません。
posted by valisystem at 12:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月12日

制作と製作の違い

映画業界において、「制作」「製作」は区別して使われています。
(他の業界については知りません)

昨日取り上げた「アニメビジネスがわかる」という本にもこの話は出てきます。そして、上記書籍での説明は間違っていません。間違ってはいないんですが、業界外の人にはいまひとつピンとこないかもしれません。

なので、ここではちょっと違う表現で書いてみます。

例えば「あるアニメーション作品を制作している会社」(制作会社)といった場合、実際に作画作業、撮影作業又はポスプロ作業といった実作業を行ってる会社を制作会社といいます。

一方、製作会社はどういうものかといいますと、制作会社の実作業に必要な費用等のお金を出している会社を製作会社といいます。

例えば、(イメージしやすくするために映画以外のたとえ話をしますと)お父さんが息子に、自分が買ってきたプラモデルを200円出して作ってもらったとしましょう。

お父さん→プラモデル購入代、息子のプラモデル組立代200円を負担。
子供→プラモデルを組立てて200円貰った。

この場合、お父さんは製作し、息子が制作したということになります。

で、映画の場合、著作権は製作会社に帰属します。
なので、この区別はとても重要だったりするわけです。


※ただし、この説明は、あくまでも違いをイメージしやすいように簡略化したものですので、実際はちょっと違うところがあります。とはいえ、制作と製作のイメージの違いを把握するにはこれでじゅうぶんだと思います。
posted by valisystem at 17:55| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

FXでやっちゃいけないこと



このサイトの人、なけなしの100万円をFXにつぎ込んで、3日間でほぼ全額ふきとばしています。

 投資で大損ぶっこくというのは特に珍しいことではないですが、こういう事例を見てFXが怖いというイメージを抱くというのも、それはそれで大きく間違えています。

 投資は理論を追求すると色々と難解な部分があるにはあるんですが、一番基本的な、「初心者は絶対にこれだけはやっちゃいけないこと」という約束事みたいなのがいくつかあります。簡単なので理解するのも容易です。にもかかわらず、基本的なルールを守らないで生活を吹き飛ばしちゃう人が山ほどいます。

では、その「初心者は絶対にこれだけは知っておくべきこと」とはどんなことでしょうか。以下、列挙しましょう。

1)生活資金を使って投資しない。

 生活資金を使って投資をやる奴はアホです。と、同時にほとんどこれさえ守れれば大火事は起こりません。livedoorがあんなになっちゃったときも、大切な年金を全部livedoor株につぎこんでいたのに云々言ってる人がいましたが、この基本が守れてないわけです。この基本さえ守って余剰資金の範囲内で取引する分には、どれだけ損をしてもとりあえず目先の生活に影響はありません。当たり前ですが。

2)テクニカル分析をしない。

 テクニカル分析ってのはあれです。たとえば株価の上下を見てその株を買うようなアレです。チャートを見て、だいぶ株価が下がってきたからそろそろ買おうとかそういうやつです。テクニカル分析は基本的に頭から尻尾までタコだと考えて間違いないです。でも、テクニカル分析がいくらタコだと理解していても、なんとなくテクニカル分析に頼ってしまうという人は多くいます。絶対にやめましょう。

3)為替差益を狙わない。

 これはFXでの話です。外国為替の変動なんていうものは、変動する要因が多すぎて、初心者に簡単に読めるものではありません。というか初心者じゃなくても読めるものではないです。にもかかわらず為替差益を狙う人というのは、何を根拠に買っているかというと、結局はテクニカル分析のみだったりします。こつこつとスワップで稼ぎましょう。

4)レバレッジはせいぜい5倍くらいまでにしておこう。

 リンク先の100万円近くふきとばした人は、かなりの高レバレッジで運用していました。そうでなければ1円程度の下落でロスカットされたりはしません。めちゃくちゃな高レバレッジ買いというのは、あくまで冗談でやってみるものであって、そんな丁半博打に生活費をかけるなどという行為は、完璧に自殺行為です。絶対にやめましょう。

5)利回りの高さというのは、そのままリスクの高さであることを理解する。

 今だと南アフリカのランド債がだいたい9〜10%の年利回りで買えます。この数字を見たときに、「超高い利回りじゃん!」って思うにとどまるのではなくて、「それだけリスクが高いんだ」ということも同時に考えましょう。
 ちなみに、アルゼンチン債が紙くずになったときがありましたが、あのときの利回りは6%くらいでした。推して知るべしです。
posted by valisystem at 12:36| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アニメビジネスがわかる本



著者はアニメーション制作会社マッドハウスにいた人。
で、僕自身が知っている範囲の事実関係と照らし合わせた限りでは、
この本に出てくる数字はかなり合っていますし、
アニメビジネスの収益構造その他数字方面について詳しい書籍は、
手に入りやすい形ではあまり流通してないので、その意味で貴重な本。

とはいえ、校正が全体的に甘いです。
映像業界にあまり詳しくない人が校正しているんでしょうか。
posted by valisystem at 11:54| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月19日

製作会社は興行収入をまるまる受け取れるわけじゃないってこと

民放で独り勝ちしているのは意外にもTBS!!

という上記の記事の件。

TBSの4―12月の業績は売上高が前年同期比5%増の2401億円、経常利益は同66%増の221億円

「TBSが手がけた大ヒット映画は『日本沈没』と『涙そうそう』、公開中の『どろろ』の3本です。『日本』は興収52億円、『涙』は31億円、『どろろ』は予想で35億円です。3本の興収だけで経常利益の半分に相当する計算です」(事情通)


この二つの部分を併せてみると、要するに、この事情通とやらは、TBSの経常利益として、3本の映画の興行収入をまるごとのっけてしまっているわけですよ。

ヲイヲイ。それはないだろうよ。

そもそも、興行収入ってのは、以下の計算式で求められるものです。

入場料×入場者数


つまり、ある映画の平均入場料が1,300円で、入場者数が10,000人だとすると、興行収入は、13,000,000円です。

そして、興行収入は概ね以下のような流れで分配されていきます。

@興行収入の5〜6割くらい=配給収入。
この「興行収入ー配給収入」の部分が各劇場の取り分です。

A配給収入のうちの1〜2割くらいを配給手数料として、配給会社が取る。

B配給収入から配給手数料を引いた残額を、製作委員会の幹事会社に渡す(今回の場合だと、おそらく幹事会社はTBSかなと)。

CBで受け取った金額について、製作委員会の幹事会社は、窓口手数料として、5%くらい取る。

DCの残額を、製作委員会各社に分配する。
(ちなみに日本沈没で言うと全部で9社ありますね)


では、この計算を、「日本沈没」に関して当てはめて、大雑把なTBSの取分を出してみましょう。

・興行収入=52億円
・配給収入=31億円(興行収入の6割と仮定)
・配給手数料=6億円(配給収入の2割と仮定)
・製作委員会の幹事会社の窓口手数料=1.5億円(5%くらいと仮定)
・製作委員会9社の合計取分=23.5億円

さて、あとの分配は、9社がどういう割合で出資しているかによって決まってきます。ここでは仮にTBSの出資比率を50%ととしておきます。

そうすると、TBSの収入=12億円くらい
ところが、日本沈没の製作費は12億円くらいかかってるらしいんですね。で、TBSの出資比率が50%だとすると、約6億円は製作費として出ていってしまってるわけです。

そうすると、TBSが日本沈没の上映に関して得られた純利益は、6億円くらいです(かなり大雑把に計算しましたし、仮定の部分も多いですけど)。

とここまで書いたところで、興行収入をまるまる経常利益に含めてしまった「事情通」がどれだけ恥ずかしい事情通かということが分かっていただけましたでしょうか。


posted by valisystem at 16:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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