2007年10月09日

南アフリカ、2000万個のヤバいコンドームをリコール



2007年8月28日(ロイター)

1ヶ月以上前のニュースではありますが。

8月28日火曜日、南アフリカの保険省は、「メーカーからの収賄の罪で追求されている公務員による承認を受けた、潜在的に不具合のあるコンドーム2000万個をリコールした」と発表した。

安全でないセックスは、南アフリカにおいては特に危険で、人口4700万のうちの12%がHIVに感染してしていて、南アフリカは感染率が世界で最も高い国のうちの一つだ。エイズ絡みの死亡者数は、一日に最大で1000人。無料コンドームの配布は、伝染病の蔓延と闘う南アフリカ政府の取り組みの中で、決定的な役割を担っている。

「南アフリカ度量衡基準局(SABS)の職員は、品質保証要求条項を満たしていない、何百万個もの不正に検査をパスしたコンドームにより、何百万人もの人々を危険にさらしています」と保険省のスポークスマン、シバニ・ムガディは語る。「問題のあるコンドームは700万個分程度ではあるが、保険省は、このメーカーによって昨年以降に生産された2000万個すべてについてリコールすることを決定しました。以後、この会社とは取引しません」。

「このメーカーの取締役二人からの収賄で追求されているSABSの職員は逮捕されていて、保釈中です」とスポークスマンは語る。「彼らは9月10日にプレトリア裁判所に出廷します」。

法的措置

「今回のコンドームは、強さ、圧力及び潤滑に関するいくつかの標準的な検査を通っていません」とムガディは語る。SABSウェブサイトは、欠陥のあるコンドームは、ウルトラムール、ランディーキャット及びポジションズというブランド名で流通していると、国民に注意を促した。

SABSは、(これらのコンドームの製造業者である)ラテックス・サージカル・プロダクツ(LSP)に対し、それらのコンドームをリコールするよう指示しており、また、LSPに対し、法的措置を取ると語った。保険省もまた、LSPによって製造されたコンドームを、ナショナルHIV/AIDSサプライ・チェーンから回収中だ。それらのことについて、LSPは、迅速なコメントを発表しなかった。

医療制度が、医者および看護婦(彼らの多くは、賃金の良い外国へ行った)の不足により苦闘を強いられていることに加えて、AIDSとの闘いは高級官僚からの矛盾するメッセージによって妨げられた。

南アフリカでの6月の会議において、研究者、科学者、ヘルスケア・ワーカーは、政府の新しい取り組みに励まされたこと及び、その取り組みにより伝染病のリスクに最も効果のある武器が改善されたことについて語った。

しかし、政府のAIDS政策に関する新たな論争も起こった。

今月、タボ・ムベキ大統領がノジズウェ・マジャラ=ルートリッジ副保健相を業務命令違反で解雇したことに対して、彼女の政策を強く支持するAIDS活動家からは、政治的理由による解雇だとして、抗議の声が上がっている。

ノジズウェ・マジャラ=ルートリッジは、「Dr Beetroot」(注1)とあだ名がつけられているマント・シャバララ・ムシマング保健相と衝突していた。AIDS活動家たちは、この保健相が、(HIVについて)伝統的な抗レトロウィルス薬以上に、ニンニク、レモン及びアフリカンポテトの効果を支持している(注2)ことにゾッとした。

保健省は、どれだけの数の不具合コンドームが国民に使用されたのか把握しておらず、国民に不具合コンドームを返すよう求めているという。


注1:beetrootってのは「アオゲイトウ」(青鶏頭)のことです。
注2:なんでこんな奴が保険相なのかというと、ムベキ大統領自身が、HIVに対してニンニクやらレモンやらが効果があると信じてるからという事情があります。
posted by valisystem at 11:59| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
宇宙時代にアフリカこそ宇宙文明が必要かもしれない つまり文明の熟していないからより完成度の高い文明を求め発展することで人類の証しを求めるべきである まず都市化に自給自足都市をできるだけ安く開発建設する そこで生まれた技術を産業にしたら大発展するかもしれない 未来地球上どこから発展してもいい 善はやる気のある人々に味方するかもしれない
Posted by 増田二三生 at 2009年01月22日 16:01
たまたま前の会社の同僚がいま南アフリカに支援活動へ出かけているんですけど、
彼のブログを読む限り、リアルにすごい状態らしい。(^_^;)
ワールドカップなんてほんとうにできるのか?とも思いますが、生暖かく見守るしかないのが現状のようです。
Posted by P at 2009年06月10日 14:10
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